活動報告

2025年09月19日 その他

2025年9月19日(金) 弟子入り留学

榴岡小学校4年生の弟子入り留学(職場体験)2回目です。
来る子どもたちは1回目とは別の弟子入り先となります。

初めに仏さまの本堂に出入りする際に頭礼(ずらい・頭を下げる)の作法を伝えると、
その後の活動中はお互いに声をかけあって頭を下げてくれていました。

まず、マッチで火をつけて、ロウソクや輪灯(りんとう)に火を灯したり、お線香に火をつけてお参りの準備をします。
マッチが初めての子もいて、火を下にして縦に持つので手が燃えそうになったりも。
勤行は約20分、正座して勤めました。勤行本は仏教の教えが書いてある大事なものなので、畳の上にハンカチやタオルを敷いてからその上に置きます。
慣れないお経(正信偈・しょうしんげ)と正座を頑張った後は、法話。せっきー(住職)のお話です。
「ありがとうの反対は?」と「世界は誰かの仕事でできている」について。子どもたち、足をのばしつつ真剣に聞いてくれていました。

ここでいつもだと本堂と境内の清掃に入るけれど、ちょうど朝に業者さんに庭木の消毒をしてもらったところだったので、本堂のみ。
しかもお彼岸の前日なので、お墓参りに来られる皆さんに貸し出すためのお焼香用の岡持ちとお香炉を水拭きして、灰を整え、お香を入れていく作業を行いました。
4年生といっしょにお彼岸の準備をしたのは初めてでしたが、皆、隅々まで丁寧に拭いてくれていました。
その後も、ひっきりなしに玄関のチャイムが鳴り、お墓参りのお客さんが常に入れ替わりで来られる様子を見て、「お客さん、めっちゃ多いね」と子どもたち。
「お盆とお彼岸は毎年こうなんだよ」と言うと、驚いていました。

煎茶の淹れ方を教えてもらっている時に校長先生が見に来てくれたので、やや得意げ?な顔をしながら自分たちが淹れたお茶を飲む子どもたち。蒸らし時間を口に出してカウントしている様子が微笑ましかったです。

恒例のお花を生ける時間には ①ハサミを自分も含めて人に向けない ②茎はオアシスにささりやすいように斜めに切る ③何度もささずに、あててみてからなるべく1回でさす(穴だらけになってささらなくなるので) と伝えた後は、それぞれ自分の感覚でオリジナルの生け花をつくりました。
お掃除もだけど、大切な場を荘厳(しょうごん・おかざり)する、という意味で毎年させてもらっています。

午前の最後に腕輪念珠づくり。ビーズとゴムひもで腕につけられる小さなオリジナルお数珠をつくります。
震災の時にお坊さんチームで、避難所や仮設住宅をまわって皆さんとやっていたもので、けっこう集中して行うので気もまぎれるし楽しい作業。子どもたちにも人気です。

お弁当を食べるころには皆慣れてきて、歌を歌ったり、おしゃべりにも花が咲きました。
今回の弟子入りについて、まとめたものを発表してくれる機会があるそうなので、楽しみにしています。

  • お花を生けました

  • ありがとうの反対は?

  • お彼岸に向けてお香炉台を準備

  • オリジナル腕輪念珠づくり

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真宗大谷派 徳泉寺 とくせんじ

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住職 徳泉寺 第17世住職
関口 真爾 せきぐちしんじ
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