活動報告

2024年07月14日 聞法

2024年5月同朋会 住職法話「『正信偈』法蔵菩薩因位時より」 前住職法話「『歎異抄』第一章より」

住職法話 『正信偈』「法蔵菩薩因位時」より
菩薩(ぼさつ)とはもともと「仏陀(目覚めた人)」になる前のお釈迦様のことをさしました。仏ただ一人悟っただけでは救いになりません。誰かに伝えていくということがなければ衆生の救いにはならないのです。そこで法蔵菩薩がまず、衆生を救いたいと四十八願を立て、その願いのために途方もない辛苦を越えて悟りを開かれました。そこから願いを起こして実践するものを菩薩と呼ぶようになりました。

前住職法話 歎異抄「第一章」より
歎異抄第一章には「罪悪深重 煩悩熾盛(ざいあくじんじゅう ぼんのうしじょう)の衆生」という言葉があります。私たち衆生はとても重い罪を背負っている存在だというのです。どんな罪なのかというと、他の命を奪ってしか生きられない存在だ、という罪です。そんな罪深い私たちはいただいた命の分まで生きるしかありません。
「焼いた魚もにんじんもとられたからには食べてくれと思ってるやろな」という短い詩がありますが、その食べられる命の声が聞こえているでしょうか。なんでも私中心になっているとその声は聞こえません。
そこで阿弥陀仏が私に呼びかけてくれるのです。気づけ気づけ、あなたも私も同じ凡夫だと。そのことに気づかされた時、自然と頭が下がるのです。

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真宗大谷派 徳泉寺 とくせんじ

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