2024年02月13日 イベント
9月29日(金)は、すっかりお馴染みとなった、劇団ふたりさんによる朗読会です。
13:30~15:00
(13:00開場)
《プログラム》
1『良識派』阿部公房作 劇団ふたり
2『おてがみ』アーノルドローベル作 坊守
3『本師源空世にいでて』親鸞聖人和讃 住職
4『走れメロス』太宰治作 劇団ふたり
『良識派』は教科書にも載ったりするお話で、イタチやネコに怯えているニワトリを、言葉巧みに人間が檻に入れてしまうというもの。目に見える脅威や善意によって、目に見えない不利益に陥ってしまうという社会的な視座も考えさせられるお話ですが、劇団ふたりさんによる登場人物(?)のやりとりの面白さにひきこまれて聞かせてもらいました。
『おてがみ』は、がまくんとかえるくんが主役のお話。一度もお手紙をもらったことがないと悲しそうながまくんに、かえるくんがお手紙をかきます。お手紙を頼んだ相手がかたつむり、とてもゆっくりなので、待てど暮らせどなかなか届かない。独特の優しいゆっくりした時間の流れを感じるお話を坊守が読みました。
『本師源空世にいでて』は親鸞聖人(しんらんしょうにん)が書かれた和讃で、住職から源空(浄土宗の開祖、法然上人(ほうねんしょうにん))と親鸞聖人の師弟関係についてお話させていただきました。「たとえ法然上人にすかされまいらせて地獄へ落ちようとも、いずれの行もおよび難き身なれば、地獄は一定すみかぞかし」。法然上人のおすすめを信じ、地獄へ落ちたとしても、そこが私の住処(すみか)です、という言葉をご紹介して、和讃を拝読しました。
『走れメロス』、こちらも教科書に登場する有名なお話で、劇団ふたりさんが(中略)したものを読んでいただきました。
自分で読んだことのある内容も、お二人の声を通した時の臨場感で、浮かんでくる光景もより鮮明に感じます。メロスは本当に間に合うのか、親友はどうなってしまうのか、知っているお話なのに最後まで耳が離せませんでした。
劇団ふたりさんは季節ごとに年4回の朗読会を行ってくれていましたが、次回からは少しペースを落として、年2回の開催を目指します。次回は2024年3月24日(日)、ぜひお越しください。
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