2023年6月16日 劇団ふたり 朗読会（追加公演）
2023年6月16日、「劇団ふたり」さんによる朗読会追加公演を行いました。大雨のなか、足を運んでくださった多くのみなさん、ありがとうございました。
もう5回目7公演目となった「劇団ふたり」の朗読会。息のピッタリ合ったお二人の朗読に時間を忘れ、物語の世界に浸る贅沢な一時。住職、坊守共にこの場に参加できてとてもありがたいことです。
まずは星新一の『ウサギとカメ』。ナンセンスなショートショート。お二人の演技にどっと笑いが。
住職は、お念珠のお話しのあと、蓮如上人の御文を拝読しました。
メインの『栞の恋』は昭和40年代、東京の商店街が舞台のお話。ノスタルジックな雰囲気と最後の余韻が不思議な温かさを残すお話しでした。
坊守は坂本千明さんの絵本「ぼくはいしころ」を読ませていただきました。
朗読会後に「このお話しは私のことだと思いました」と声を掛けてくださった方、「絵もとても優しくて手元に置いておきたいわ」と言ってくださった方、「私も保護猫を飼ってるのよ」、「徳泉寺の猫ちゃんはお話しするようになったの？」などなど、たくさん反響をいただきました。
私の大好きな本をこうしてみなさんにご紹介することができてとても嬉しく、また、以前、仙台で原画展が開催されていた時に、作者の坂本千明さんに「いつか大人の為の朗読会で読んでみたいです」と話したことが叶って感無量でした。
