2023年05月19日 聞法
新しい年が始まりました。元日には例年通り無事に『修正会』 を勤修することができました。ご家族お揃いでお参りくださっ たご門徒さんも多く、新型コロナウィルス感染症による脅威が 過ぎ去ったわけではありませんが、それでも対応できる冷静さ を取り戻しつ つあるのを肌で感じました。
多くの日本人が新年に神社で神様に手を合わせて今年の無 事を祈るなか、お寺でご本尊に手を合わせ、勤行して新年を迎 えるというの はどういうことなのでしょうか。
『てのひらを太陽に』の歌詞に「僕らはみんな生きている、 生きているから嬉しいんだ」「僕らはみんな生きている、いき ているから悲しいんだ」とあります。生きていると嬉しいこと も悲しいことも必ずあります。それは、必ず。この歌詞は「手 のひらを太陽に透かして見れば、真つ赤に流れる僕の血潮」と 続きます。普段は気づかないけれど、太陽に手のひらをかざす と、自分の中に真つ赤な血が流れ、確かに生きていることが確 認できます。照らされて初めて生きていることに気づ かされるとも言えます。
よいことも悪いこともある人生ですが、阿弥陀仏の 願いに照らされながら私という命を生ききっていく、 そのことの確かめの場がこの「修正会」と言えます。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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