2023年05月19日 聞法
南無阿弥陀仏と称えるお念仏ですが、一般に考えられているお 念仏と親鸞聖人のおっしゃっているお念仏には大きな隔たりがあ るように感じます。
一般的にはいわば呪文のように「南無阿弥陀 仏」を称えれば先祖供養になるとか、今の生活にご利益をいただ けると考えがちです。これは、私が私のために私の都合で称える 念仏です。 しかし、親鸞聖人がおっしゃるお念仏は全然違いま す。親鸞聖人は「念仏は私の口から出ているけれ、ど阿弥陀仏が私 の口を借りて出てくださっている」のだと言います。つまりこれ は念仏と言っても、仏を念じるのではなく、仏に念じられている私に気づくという行為だというのです。 では、何を仏は念じてい るのでしょうか。それは自我いっぱいの私たちに「本来の自分に 帰りなさい。命いっぱい生ききりたいと願っているあなたの本当 の願い(志願)に気づきなさい」ということです。これが阿弥陀 の本願です。その私のことを念じてくれている阿弥陀仏に帰依し ます、と私の口から出るのが南無阿弥陀仏です。(抜粋) (同朋会 前住職法話より 2022年12月10日) |
◎葬儀・法要・墓地その他についてのご質問、ご相談はお気軽にお問合せください。
〒983-0852 宮城県仙台市宮城野区榴岡3丁目10-3
TEL.022-297-4248
FAX.022-297-4381
E-mail tokusenji.sendai@gmail.com
住職 | 徳泉寺 第17世住職 関口 真爾 せきぐちしんじ |
---|---|
前住職 | 徳泉寺 第16世住職 関口 秀和 せきぐちひでかず |
© 徳泉寺 All Rights Reserved.