2022年12月15日 聞法
2022年11月同朋会 住職法話 「願いに生きる」
今月の言葉「これでいいのだ」の話を子ども会でしたところ、ある子から「いじめや犯罪にあったりしたら「これでいいのだ」とはいえないんじゃないの？」と指摘がありました。私たちの周りにはたしかに思いもしないことが起きてくるし「これでいいのだ」といえない現実の壁が立ちはだかってくる。震災やコロナも然りです。
そういう障りを避けていく、捨てていくというよりも、そういうことを障りとしない生き方が仏さまの心「えらばず きらわず みすてず」という言葉に現れています。
自分の姿を見て受けとめられない自分、見捨ててしまいたくなる自分を仏は「えらばず きらわず みすてず」願ってくれている。その仏の願いと私の願いが重なったとき、「これでいいのだ」とうなづける私になれるのではないでしょうか。
（同朋会 住職法話より 2022年11月12日）
