活動報告

2022年08月12日 聞法

7月 公開同朋会 住職法話 「三つのもとどり」

住職法話「三つの髻(もとどり)」

帰敬式は仏弟子となり法名をいただく式ですが、またの名を「剃刀の儀(おかみそり)」と言います。これは、剃刀(かみそり)を三回頭髪に当てて髪を落とす様子を再現するからです。

なぜ、三回なのか。これは三つの髻(もとどり)を落とすためだと言われます。もとどり、とは髪を結ぶ結び目のこと。三つのもとどり、とは私たちの身に備わっている三つの煩悩を表わしています。

それは「勝他(しょうた)」他と比べて勝りたい気持ち。「名聞(みょうもん)」褒めてほしい、世間に認めてほしい気持ち。「利養(りよう)」利益を求めていたい、不利益を被りたくない気持ち。

これは、もとどりであるわけですから私たちの生きる上でとても大事な気持ちだとも言えます。ですから、取ればいい、というものではありません。この三つの気持ちの根っこにいるのは「私」です。この「私」が迷い苦しむ時、この三つのもとどりを意識して自分を見つめ、いただいていこうということなのです。

◎葬儀・法要・墓地その他についてのご質問、ご相談はお気軽にお問合せください。

真宗大谷派 徳泉寺 とくせんじ

〒983-0852 宮城県仙台市宮城野区榴岡3丁目10-3
TEL.022-297-4248
FAX.022-297-4381
E-mail tokusenji.sendai@gmail.com

住職 徳泉寺 第17世住職
関口 真爾 せきぐちしんじ
前住職 徳泉寺 第16世住職
関口 秀和 せきぐちひでかず

© 徳泉寺 All Rights Reserved.

ページトップに戻る