2022年08月11日 聞法
来る2023年 春 、真宗大谷派の宗祖である親鸞聖人の御誕生850年と立教開宗800年の慶讃法要が京都東本願寺で行われます。それを待ち受けて各地で「お待ち受け大会」が催されています。仙台においても去る6月11日( 土) 清月記仙台迎賓館・斎苑別館大ホール(青葉区)を会場に慶讃「お待ち受け大会」が勤修されました。
大会に先立って、ご本山から大谷暢裕ご門首をお迎えして、真宗門徒としての名乗りである法名を受式する帰敬式(ききょうしき)が挙行されました。帰敬式は「剃刀の儀(おかみそり)」とも呼ばれ、頭髪に剃刀(かみそり)を当てて髪をおとすことを型 取り、法名をいただいて仏・法・僧の三宝を依り所に仏弟子として生きることをお誓いする儀式です。
今回は、ご門首自ら剃刀を持ち、法名をいただくお一人お一人に剃刀を当てて儀式を執行され、新たに144名の方がこの日、法名を授かりました。徳泉寺からも10名の方が受式されましたが、法名をいただく緊張と安堵の気持ちが両方垣間見え、受式後の晴れ晴れとした表情に参列したこちらも心の底からお祝いの気持ちが込み上げました。
一般的に法名というと死後にいただくお名前という印象がありますが、この帰敬式でのみなさんの様子を拝見していると、生前に法名をいただくことで、仏教徒として仏の教えを依り所に生きる安心感が生まれることを感じます。帰敬式は各寺院の住職が執行することもできますので、ご興味ある方はお問い合わせいただけたら、と思います。
続いて開催された「お待ち受け大会」。勤行は仙台教区の声明会(しょうみょうかい)に在籍するご住職たちが壇上に上がり参列者全員で「正信偈(しょうしんげ)」をお勤めしまた。
引き続きご門首ご挨拶の後、記念講演として専福寺住職(東京都新宿区)二階堂行壽(にかいどうゆきとし)氏から「むなしさを開く道を」と題してご法話いただきました。慶讃法要のテーマ「人と生まれたことの意味をたずねていこう」について大変わかりやすく、また新たに法名をいただいた方々へのエール(応援歌)ともとれるようなお話しでした。
広く岩手・宮城・福島三県から多くのご門徒とご住職が集まり大変厳粛な大会となりました。移動同朋会として徳泉寺同朋会からも多くのご参列者があり、同じ真宗の道を歩む者としての足元を見つめ直した1日でした。
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