2022年05月01日 聞法
岩手・宮城・福島3県の真宗大谷派寺院による東日本大震災追悼法要、3.11東日本大震災・心に刻む集い『響流十方 ~いのち訪(とぶ)らう音~』が仙台国際センターにて開催されました。
第一部が法要とリレートーク、第二部は加藤登紀子さんのステージでした。
この『心に刻む集い』は震災後真宗大谷派寺院が東日本大震災の追悼法要としてあの時と今を繋ぎ、2013~15年仙台(宮城県)、2016年大船渡(岩手県)、2017年郡山(福島県)と計5回行い、本来でしたら震災10年目の昨年6回目を節目として最後の開催を予定していました。
しかし感染症拡大のためやむなく一年の延期。今年、コロナに加え地震の影響もあり、ギリギリまで開催が危ぶまれたもののなんとか勤修することができました。
住職は長い間スタッフとしてこの集いに関わらせていただき、震災支援でお世話になった方々の心の内や被災した方々の心の叫びを『心に刻む』会として形に残すお手伝いをさせていただきました。
坊守は留守番の予定でしたが、子ども達も含め3世代で参会しました。とても心に染み渡る良い会であったと、皆、口を揃えて感動して帰ってきました。加藤登紀子さんも震災後のご自分の被災地支援活動も含めてお話しくださって78歳とは思えない素晴らしい歌声を聴かせてくださったそうで、初めてその歌声を生で聴いた娘達はエネルギーに圧倒されたそうです。
この集いはこれで区切りとなりますが「いのち」を「生きる」私たちがその「いのち」を「生ききる」有り難さを噛みしめ、あの震災に手を合わせ、次の世代に伝えていけるといいなぁと感じました。
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