2021年09月20日 聞法
7月10日(土)公開同朋会を行いました。
来院を控えておられた方々の参加が増えてきて、以前の活気が戻りつつあります。
有り難いことです。
住職法話「煩悩とは」
煩悩の「煩」は身を煩わせること、「悩」は心を悩ませること。
親鸞聖人は自分は煩悩から決して離れられない、煩い悩みの備わった「煩悩具足の凡夫」だとおっしゃいました。どんな人も決して見捨てないという仏さまの願いのもとに「煩悩を断ぜずして涅槃を得る(不断煩悩得涅槃)」とも表現されています。煩悩を離れられない身のまま精一杯生ききっていく、煩い悩みによる悲しみや痛みを通して相手と出あっていくということなのでしょう。
前住職法話「信心について」
信心とは「知って受け容れる」という意味です。何を知るのか。仏に出遇って仏の願心を知る。そしてそのことを通して自分を知る。我が身が「自我いっぱいの私であった」ということに気づかされ、そして「そんな私でいいのだ」と我が身を認め受け容れられるようになる。自分の宿業を受けとめて、迷わずに、他人と比較せずに生き抜いていく力をいただくこと、これが「信心を得る」ということです。
では「仏」とは誰か。それはお釈迦様を始めとし仏教を伝えてきた高僧、さらには自らの生を完結していかれた、私に生きるということを教えてくださったすべての先人。この方々が諸仏となって私に生きるということ、命ということを教えてくださるのです。
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