2021年03月26日 聞法
前住職法話「悪人正機(あくにんしょうき)」(抜粋)
新聞の投書欄にパーキンソン病を患う妻の文章が載っていました。「何をやっても時間がかかり失敗が多い。超潔癖症の夫に後始末の役目がいってしまう。いつも小言、大言をいただく。(中略)でも、これだけはわかってほしい。一生懸命やってるんですよ、あなた。」これを読んで別の本で読んだ「患者さんの心を健康な人間のモノサシで測ってはいけないよ。」というあるお医者さんの言葉が思い出されました。
私たちは自分が傷つけられたことは覚えているけれども、自分が傷つけた側であるとはなかなか思えません。このご主人もまさか、奥さんを傷つけているとは思いもしないでしょう。
仏の教えに出会ったときそれと気づく。周りを振り返ってよく見て、ああ、私は他の人を傷つけていたな、と気づく。「私は、悪人であった」それを自覚することが「悪人正機」(悪人が助かるべき機根の人)ということなのです。
◎葬儀・法要・墓地その他についてのご質問、ご相談はお気軽にお問合せください。
〒983-0852 宮城県仙台市宮城野区榴岡3丁目10-3
TEL.022-297-4248
FAX.022-297-4381
E-mail tokusenji.sendai@gmail.com
住職 | 徳泉寺 第17世住職 関口 真爾 せきぐちしんじ |
---|---|
前住職 | 徳泉寺 第16世住職 関口 秀和 せきぐちひでかず |
© 徳泉寺 All Rights Reserved.