活動報告

2020年12月29日 聞法

住職・前住職に聞く 2020年を振り返って

大きな変化の中で揺れに揺れた一年でした。住職と前住職に今年の徳泉寺をまとめてもらいましょう。  
〈 住職=真爾 前住職=秀和 〉

Ⓠ2020年、一言でいうとどんな一年でしたか。

秀和 「窮屈」な一年でした。マスクをしないと外を歩けない。行きたい旅行にも自由に行けない。何となく常に窮屈さを感じました。

真爾 「片づけ」かな。自粛期間中、だいぶあちこち片づけました。特に物置からはガレージいっぱいの古いものを処分しました。

秀和 私だけでなく社会全体がだいぶ「忍耐」を強いられた感じがするね。

真爾 その中で余分なものがそぎ落とされて本質が見えたというか、そんな感じはありました。窮屈で不自由な中で自分の大切なも
のはこれだとか、このことが自分を支えているんだ、と思ったり。あとはやっぱり人と人とのつながりの大切さはこういう時だから余計に強く感じたね。

Ⓠその中でも新しい取り組みもありました。

真爾 ホームページの立ち上げと大学生のボランティア「むすびめ」さんとの連携がありました。ホームページは狙ったわけではないけど、ちょうどこのタイミングで完成して結果としてお寺に来たくても来られない方々に届けることができたんではないかと思います。

Ⓠ仏教の教えの中で、特に心に響いたことはありましたか。

真爾 「無常」ということです。すべてのことは常に変化し、同じ明日が来ることはないのだ、と改めて実感しています。

秀和 私は最近、過去の自分を思い出して後悔するようなことがたくさんあって。法話では「どんな経験も全部自分になるための肥料だ」と話しているにも関わらずこうした思いにとらわれる、人間とは難しいなあと感じています。

Ⓠさて、来年は?

真爾 片づけ終わった物置に本をたくさん並べて皆さんに気軽に足を運んでいただけるような場を作れたらと考えています。「むす
びめ」さんの活動とも関連して大人も子どももリラックスして拠り所にできる「寺子屋文庫」の創設を計画しています。

秀和 私は今まで書き溜めた文章や自費出版した本をもう一度整理してまとめ直してみたいと思っています。

仏の教えのもと、皆さんの傍にあり続ける徳泉寺でありたいと思います。

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真宗大谷派 徳泉寺 とくせんじ

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住職 徳泉寺 第17世住職
関口 真爾 せきぐちしんじ
前住職 徳泉寺 第16世住職
関口 秀和 せきぐちひでかず

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