真宗大谷派 徳泉寺

徳泉寺報恩講の少し前になりますが、陸前高田市の本称寺での交流会に参加してきました。

この日は、大船渡市西光寺での親鸞教室でした。住職は今年度、親鸞教室の講師の役をいただいたので、毎月大船渡のお寺で親鸞聖人の生きられた教えから私たちの姿を聞かせていただく聞法会に伺っています。親鸞教室は１月から１２月の１年間を同じお寺で行うのですが、コロナ禍で３月～７月の５カ月間がお休みとなったので、現在の予定では来年の５月まで延期して行うことになっています。

その１０月の親鸞教室を終えて、陸前高田の本称寺さんに到着した時、写真の様にすでにあたりは暗くなってきていました。本称寺さんは２０１１年の東日本大震災で津波によってお寺が流されました。その後、長い年月とご苦労があって高台の新しい場所に現在のお寺が再建されています。

震災後、その本称寺へ愛知県知多半島を中心に、名古屋教区のお坊さんとご門徒さんたちが毎年、地元の食材を持って炊き出し交流会に訪れています。住職もそこに参加して焼き鳥を焼いたりさせてもらっているのですが、今年はコロナウイルスのこともあって交流会自体がお休みになるところでした。けれど毎年続けてきたこの会を中止にするのは悲しいということで、会への参加人数を縮小するなどして今回の交流会が実現しました。

今回お会いできなくて残念だった方も多いけれど、お会いできた皆さんとまた来年会えることを楽しみにお別れしました。遠くに暮らしていても気にかけてくれている方がいることに、心強さを感じ、気持ちが温まる思いでした。