2020年06月02日 聞法
令和二年が始まりました。旧年中は大変お世話になりありがとうございました。本年もよろしくお願いいたします。
元日には多くの方にご参詣いただき、修正会を勤修いたしました。
1月1日午前10時半より、徳泉寺本堂にて「正信偈 同朋奉讃式」を一同で勤行し、住職と前住職より元日の法話がありました。
●住職法話より
前(さき)に生まれんものは後(のち)を導き、
後(のち)に生まれんものは前(さき)を訪(とぶら)え
京都府の子どもたちが作った新聞に大人の悩みに子どもが答えるコーナーがあります。大人たちの悩みに子どもならではの視点で答えるさま
は痛快でもあり、柔軟な発想に、日ごろどんなにか自分の頭が固くなっているのかを気づかされます。
私たちの命には生まれの前後はあっても上下はありません。そうではなくて、同じ道を歩く仲間です。これを親鸞聖人は「同朋」とおっしゃ
いました。志を同じくする大切な友人、仲間という意味です。私たちは孤独になるのでなく、前に生まれた人を訪れ、後に生まれた人を導きながら共に歩んでいければと思います。
●前住職法話より
「貯金」
私ね 人から やさしさを貰ったら 心に貯金しておくの
さびしくなった時は それを引き出して 元気になる
あなたも 今から積んでおきなさい
年金より いいわよ
柴田トヨ『くじけないで』より
『一〇〇歳の詩人』として有名であった柴田トヨさんの詩です。
心の中に常に人からもらった優しさを留めておくことはなんと心強いことでしょう。もちろん、年金も大切ですがね。
その後、同朋会館に場所を移してお正月恒例の茶話会を行いました。
年初の挨拶を互いに交わし、甘酒やお屠蘇を飲みながら和やかに睦まじく時を過ごしました。
今年は声帯模写を披露してくださった方もあってみんなで初笑い。笑顔のあふれるお正月になりました。みなさまの習慣の中にお寺があることを大変嬉しくありがたく感じました。
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住職 | 徳泉寺 第17世住職 関口 真爾 せきぐちしんじ |
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前住職 | 徳泉寺 第16世住職 関口 秀和 せきぐちひでかず |
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