真宗大谷派 徳泉寺

夏がやってきました。毎年恒例の児童館のお泊まり会の季節です。
３年生以上の子どもたちが参加して自分たちで食事を作ったりするのですが、食後はお寺に向かいます。

徳泉寺の本堂で、法話（仏教のお話）を聞いた後で境内の墓地で「肝試し」をするのです。
「ありがとう」の反対は何だと思う？と子どもたちにたずねたところ「ごめんなさい」とか、そのまま後ろから読んで「うとがりあ」という答えが返ってきました。本当に子どもたちの発想は豊かで面白いです。

答えは「当たり前」。ありがとうは有難う。有ることが難しいと書くので、当たり前だと思って感謝できない時にありがとうは出てこないんじゃないかな、とお話させてもらいました。

そこで少ししっとりとした雰囲気になったところで、本堂は待合室に変わります。電気を落として前の子が墓地をぐるっと回って一番奥の机から勇気のしるしを持って帰って来るのを待ちます。もちろん１人ずつの挑戦。何度も後ずさりしてなかなか出発できない子や泣いてしまう子もいますが、戻ってきたときの少し誇らしげな表情がたまらなく素敵です。

ご近所の皆さんからご協力をいただいて行っています。