真宗大谷派 徳泉寺

雨、雨、雨・・・。

今年の畑はことごとく雨と重なりました。子ども達を畑へ連れて行きたい、そう思う日は必ず雨模様。作物とお天気をはかりにかけて一週また一週と延期するうちに野菜は旬を過ぎ、結果としてキャベツとブロッコリーはほとんどダメにしてしまいました。

命をいただく大切さを実感したい、そんな思いも込められているこの活動でなにを一番大切にするべきか、本質を見つめさせられ反省すべき点が多くありました。「仏法には明日と申すことあるまじく候。仏法のことは急げ急げ」という法語がありますが、作物の命を通して思い出されたのはまさにこの言葉でした。

昨年度よりご縁有って始めたこの「畑へ行こう！」は「子ども達に作物の成長と収穫を通して土に触れる喜びや命の大切さを感じて欲しい」という願いのもと、若林区日辺の農家さんの全面支援によって行われました。

今年度は５０名以上の親子が若い先生たちから野菜のことを学び、土に触れ、汗を流しました。虫が大好きな子や身体を動かすことを楽しむ子ども達が、パパやママと一緒に休日のひとときを過ごして、生で食べるトウモロコシの甘さに驚き、見たことのない大きな大根や小松菜に喜ぶ笑顔があふれる活動となりました。ご協力いただいたすべての方々に感謝いたします。ありがとうございました。