2025年08月
「なにがきみのしあわせ なにをしてよろこぶ わからないままおわる そんなのはいやだ」
やなせたかしさんの「アンパンマンのマーチ」より。
アンパンマンは空を飛べたり、強いパンチを持っているけれど、おなかをすかせて泣いている子どもたちに美味しいアンパンを食べさせてあげるヒーローです。
お寺に来てくれる90代の方が「子どもの頃は食べるものがなくて、いつもおなかをすかせていたんだ」と語ってくれたことがありました。いっつもおなかペコペコだったって。戦中戦後を生きられたやなせさんは、こどもたちのゆめを守るために、おなかをいっぱいにしてあげたかったんじゃないかなと思うのです。
僕たちには、僕たちのよろこびやしあわせを願ってくれている人が近くにいてくれる。それは両親であったり、関わりのある人たちなのだけれど、アンパンマンはきっとこどもたちにこうあってほしいという願いそのもので、そのことがこの歌につまっているんじゃないでしょうか。
どの子もおなかいっぱいに。そして夢をもって生きてほしい、そんな願いを感じます。
(2025.7.31「こどものつどい」住職法話より)
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