法話・今月の言葉


生活の中の仏教

2025年07月

名声聞十方(みょうしょうもんじっぽう)

「五劫思惟之摂受 重誓名声聞十方」(正信偈より)

五劫思惟阿弥陀仏、と言われる阿弥陀像があります。髪の毛がアフロヘアのように伸びた様子を表した仏像です。「劫」というのは時間の単位。一劫は大きな岩が天女の羽衣で100年に1回こすられ、その岩が全部無くなるまでの時間だそうです。五劫はその五倍。つまり、阿弥陀様が私たち衆生を救う方法を考えるのに、それほどまでにとてつもなく長い時間がかかったということです。

そして重ねて誓いを立て、阿弥陀仏の名を唱える声が世界中に聞こえることを願っています。それは私たちの口から出る声でありながら「今、あなたは目の前の人が見えていますか」と、私のあり方を問う阿弥陀様の声であり、「私の国(浄土)に生まれることを願ってほしい」という呼び声なのでしょう。

(同朋会 住職法話より 2025.5)

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