2024年08月
『阿弥陀経』には、一つの体に二つの頭を持つ鳥が登場します。その鳥は相手がいることで自分が不自由で思うように生きられないと考え、相手に毒を用いますが、同じ毒が自分にもまわって死んでしまいます。
これは関係存在でありながら、相手のことだけを変えようとしたり、遠ざけようする私たちの姿を教えているように思います。本当は誰もがいきいきと生きたいと願っている。そしてその願いには「ともに生きる」という大きな課題があるのです。
(公開同朋会 住職法話より 2024年7月13日)
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