法話・今月の言葉


生活の中の仏教

2024年08月

『歎異抄』第一章より

歎異抄第一章には「罪悪深重 煩悩熾盛(ざいあくじんじゅう ぼんのうしじょう)の衆生」という言葉があります。私たち衆生はとても重い罪を背負っている存在だというのです。

どんな罪なのかというと、他の命を奪ってしか生きられない存在だ、という罪です。そんな罪深い私たちはいただいた命の分まで生きるしかありません。「焼いた魚もにんじんもとられたからには食べてくれと思ってるやろな」という短い詩がありますが、その食べられる命の声が聞こえているでしょうか。

なんでも私中心になっているとその声は聞こえません。そこで阿弥陀仏が私に呼びかけてくれるのです。気づけ気づけ、あなたも私も同じ凡夫だと。そのことに気づかされた時、自然と頭が下がるのです。

(同朋会 前住職法話より 2024年5月11日)

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