2024年08月
『歎異抄』は異なることを嘆く抄と名付けられ、作者は親鸞聖人から直接教えをいただいた常陸国(茨城県)唯円大徳だと言われています。
唯円は自分の解釈が正しいとして、異議を唱える人を批判するためにこの文章を書いたのではなく、同じ親鸞聖人の教えを聞いた仲間たちがズレてきてしまっていることを嘆くとともに、そして教えを正しく伝えられなかったことに責任を感じ、深く痛みを感じて自責の念でこの抄を書いたのではないか、と考えられています。
(同朋会 前住職法話より 2024年4月13日)
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