2024年02月
私にはわからないことがある。これは陸前高田のお寺の坊守さんの言葉です。だから、「聞く」。わかった、と思わずに相手のことはわからないことがある、と思いながら聞くことが大切だと教えてもらいました。私たちは、相手のことだけでなくて、実は自分のこともよくわからないでいます。気づいたら食欲がなかったり病気になっていたり。身体が先に動けなくなる、ということもあります。自分の声にさえ耳を傾けるのは難しいのです。
「手のひらを太陽に」の歌は生きる実感を謳った歌です。太陽に手のひらを掲げてみたら私が生きているということがわかった。この、太陽に手をかざすように、私の声は人の輪に入って初めて聞けるということがあります。私の声を聞く相手とのつながりを通して、初めて私に出あっていけるのではないでしょうか。
(公開同朋会 住職法話より 2023年7月8日)
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