2024年02月
徳泉寺の共同墓地「無量寿苑」には「倶会ー處」と書かれています。これは倶 (とも)に一つの處(ところ)で会うという意味で浄土にともに生まれたいという阿弥陀の願いをあらわした言葉です。
しかし、私たちはこの「ともに」という のがとても難しい。先日、新聞に「定年クライシス」という連載がありました。
そこには退職後、妻に「週に3日は外に出て欲しい」と言われて四苦八苦する夫 のことが書いてありましたが、実は私がスクラッフしていた1998年の新聞記 事にも「夫の退職で息詰まる」という同様の記事があったのです。
私たちはどうしても自分中心で、自分にとって都合のいいものは受けとめ、一方で都合に合わない現実にあってすごく苦労する。祖霊信仰も同じです。「あの世で、どうか幸せ になって私たちをお見守りください。」と手を合わせますが、その中に(決して 私たちに祟らないでください)という自分勝手な思いがありませんか。これは本当に亡くなった方への供養になるのでしょうか。
(同朋会 前住職法話より 2023年6月10日)
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住職 | 徳泉寺 第17世住職 関口 真爾 せきぐちしんじ |
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