法話・今月の言葉


生活の中の仏教

2023年05月

花は花として 人は人として

花は花が咲いて花になります。それと同じように人間にも人間になる、ということがあるのではないでしょうか。

わたしがわたしになる、あなたがあなたになる。一人一人が自分になる、本当の自分になる、それが志願を生きるということです。志願とは「この世に生を享けたことに満足したい。人間として自分を本当に生きたい」という存在そのものの願い。わたしたち自身にも自覚できずにいるわたしたちのいのちに根ざした願いです。

その志願は「自我」によって覆われていてなかなか気づくことができません。しかし、仏の願いを聞いて、それがわたしに届いたとき、「あぁ、自我いっぱいのわたしであった。」と気づかしめられ、その我が身を受けいれられ、他人と比較せずに生き抜いていく力をいただくことができるのです。

(同朋会 前住職法話より 2023年4月8日)

 

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