法話・今月の言葉


生活の中の仏教

2022年09月

ありがとう

夏の『こどものつどい』のなかで子どもたちにこんな質問をしました。
「ありがとう」の反対ってなんだろう?

住職  ありがとうってどんなときに使うかな?
何かしてもらったときや感謝の気持ちを伝えたいときに使うよね。
では、ありがとうの反対はなんだろう。

Aさん 「ありがたくない」
Bさん 「ない、は無し。それ以外で。」
Cさん 「なんでそんなことするんだよ!」
全員  (笑)

住職  それは面白い答えだね。確かに「ありがた迷惑」って言葉もあるね。
実は「ありがとう」の反対は「あたりまえ」です。

漢字で書くとよくわかるんだけど「ありがとう」は漢字で「有り難う」と書きます。
これは「有ることが難しい」ということ。有ることが難しいことの反対が「あたりまえ」というわけ。

でも、僕たちはなくして初めて「あたりまえはあたりまえでなかったのだ。」と気づきます。
電気もガスも水道も、僕たちがここにいることも、「あたりまえ」ではなくて「ありがたい」ことなのだと思います。

 

(こどものつどい 住職法話より 2022年8月22日)

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