2021年03月
『100万回生きた猫』の話
「100万回生きた猫がいました。
100万回誰かの飼い猫だった猫は、誰のことも大嫌いでした。
しかし、あるとき猫は、誰の猫でもなくのら猫になりました。
猫は初めて他の猫を好きになって、自分の命を生きました。
そしてもう、生き返りませんでした。」という絵本のお話。
この猫のように、私たちは「自分が自分の人生を生きていく主体者となる」ことを仏に願われている身です。
あなたを決して見捨てない、という仏様の願いを信じ、仏様からの呼び声を聞きながら「私は私になればいい 私は私であればいい」とこの人生を受けとめ、引き受けて生きていければ、と思います。
(同朋会 住職法話より 2021年3月13日)
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