法話・今月の言葉


生活の中の仏教

2021年01月

浄土(修正会にあたって)

本堂のお内陣ですが、報恩講やお彼岸、お盆など大きな法要や行事があるときは、普段より少し重めのお飾りをします。そのなかでも一番重厚にお飾りされる行事、それがこのお正月の「修正会(しゅしょうえ)」です。

このことは「はじめの一歩を大切に」ということを表しているように感じます。まず仏法の道に立つことを大切にされた親鸞聖人の教えのとおり、新年の一番初めのこのお勤めを大切にいただきたいと思います。

浄土のことを英語でPure Land(ピュアランド)と訳します。何も引かない、何も足さない。私たちの偏見や思いに左右されず、どんな命も倶に一つの処で会うのです。

選ばず、見捨てず、嫌わずいられる場所。ともすれば偏見にまみれ差別してしまう私ですが、どんなふうに生きたいのか、何を大切にしたいのか、そのことを見つめながら今年も生活していきたいと思います。

(修正会 住職法話より 2021年1月1日)

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真宗大谷派 徳泉寺 とくせんじ

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